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さえぱんグッズ作りました

Webマンガ『さえぱん』のグッズを作りました。
マグカップとトートバッグをご用意いたしました。

ご購入はこちらからどうぞ!

新しいグッズも今後用意していく予定ですので、よろしくお願いします。
(さえぱんがだっこしているムシは、これから登場予定の新キャラ『じゅりちゃん』です!)

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さえぱん~第七話~

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さえぱん~第六話~

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さえぱん~第三話~

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真夜中の集金日誌 第一話

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ここはピラミッドハウス、東棟105号室、ニムの部屋。

ドアをノックすると、「どうぞ」という声が中から聞こえてきた。ニムのものではなかった。
錆びついたノブを回して、中に入る。
部屋の真ん中に、青い色の長いスカートの女の子が立っていた。

「やあ」と僕は言った。
「こんばんは」と少女は答えた。

「家賃の集金に来たんだけど」
「ごめんなさい、ニムはいないわ」

僕はしばらくの間、少女を眺めた。見覚えのある姿だった。

「あの、家賃の代わりといってはなんだけれど、よかったら、私のダンスを見ていってもらえません?」

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少女は長いスカートの裾をつかみ、踊りだした。
時折足を高く上げ、つまさき立ちになる。ステップの過程で部屋の中を移動し、窓に手を付く。窓が開いて、夜の涼しい風がさわさわと入ってきた。机の上の古い大きな本が、パラパラとめくれる。

ダンスが終わった。

「どうでした?」少女は言った。

動きを止めた少女の髪が、風に揺れる。

「ニム、そんなことでごまかしてもダメだよ。今月分、ちゃんと払って」

僕は声を震わせないように、あごに力をこめて言った。

「なんだよ、ケチ」

愚痴りながら、ニムは変身を解いた。
男の子に戻っても、長いスカートのままだ。

「ちゃんと『管理人さんの今一番会いたい人』で変身したんだけどなあ」
「ダンスはしないんだよ。運動は苦手だった」
「ああ、そっか。失敗した」

ニムは頭をかきながら、古い本を持ち上げる。そこに隠してあったコインを一つ、僕に手渡した。

「でも、上手だったよ」と僕は付け加えた。

「やっぱり?」嬉しそうに笑うニムに、僕は大きくうなづいた。

「とても素敵だった」
「えへへ」

そして、そっくりだった。
ダンスをしなければ、僕は気づかなかったかもしれない。
気づきたいと思わなかったかもしれない。

それが海の向こうの戦争で、死んだ妹なのだと。

さえぱん~第二話~

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さえぱん~第一話~

narrative nights初のウェブ漫画『さえぱん』です。どうぞよろしく!!
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川原

気持ちがぐるぐると回って落ち着かない時に、

どうやったら落ち着くのだろう、という事をよく考えます。

 

頭の奥深くのどこかに、もう一人の自分が居るようだ。

でも彼も落ち着かないようで、あくせくと歩き回っているのを感じる。
その彼に声をはりあげて話しかけるのだけれども、周りの音に
かき消されて一向にこちらに気がついてくれない。

そんなイメージです。

そんな時、気分を落ち着けようと僕はよく夜の川原に出かけたものでした。

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弱い夜風の吹くその川原で、川の向こう岸の遠くをぼんやりと眺めていると

不思議と落ち着いている自分に気がつきます。

川の対岸には小さな明かりが見え、時折ついたり消えたりする

その遠くの明かりをだだ意味もなく、よく眺めていました。

 

自分がその明かりを眺めていると、頭の奥にいる自分も同じ様にその
明かりを眺めている様です。

チカチカとついたり消えたりするその明かりはまるで何かのメッセージの
様で、自分にはその意味は判らないけれど、頭の奥の自分には、
メッセージが判っている様に感じました。

「ああそうか、うんうん。そうだね」

という声だけが頭の奥から聞こえてきます。

 

自分は、ただ通り過ぎていくだけで何の意味も判らないのだけれど、彼に
は伝わっているみたいだ。

そんな事を考えながら、腰をあげて夜風にゆれる草の川原を後にしたものです。